【お財布術】「値切り」編 コツは「ズレ買い」「またぎ」(産経新聞)

 「安くなったらいいな」と思いながら、「値切ったら店員さんに悪い」「他店も見たけれど、ここが一番安いから値切れないだろう」とあきらめてしまうことはないだろうか。しかし、「値切りは良い消費者へのご褒美」と値切りを推奨するのが“国際値切リスト”の肩書も持つ流通ジャーナリスト、金子哲雄さん(38)だ。「紳士的で、販売店も客も喜ぶ値切り」を掲げる金子さんが特に薦めるのが「暦のズレ買い」と「フロアまたぎ」。値切りのコツを教わり、金子さんと家電量販店で「値切り術」を実践してみた。(道丸摩耶)

 ◆タイミングをずらす

 「ものには売るタイミングがある。五輪やサッカーW杯など大イベントの前は、テレビの値段は下がりにくい。でも、イベント後は在庫処理のため下がります」(金子さん)

 こうしたタイミングを見計らって買うのが「暦のズレ買い」だ。車を買うなら決算期前がおすすめ。販売ノルマを達成するため、通常より割引される可能性が高いからだ。3月決算の会社なら、新車登録にかかる期間を引いて、3月中旬ごろが底値とみられる。

 「閑散期なら安い」と思いがちな旅行だが、万博などの大型イベントを開催していると高くなることも。「12月に東北新幹線が延伸予定の青森は、飛行機との競争が激化して安くなるでしょう」(同)と、あらゆる情報から“底値”のヒントを探すのが金子流だ。

 とはいえ、「どうしても今欲しい」ものもある。そうしたケースに有効なのが、大型量販店でフロアを行き来しながら複数商品をまとめ買いする「フロアまたぎ」だ。「会計が合算されるから、値切りが難しい商品も一緒に買った商品の割引の恩恵を受けられる」と金子さんは太鼓判を押す。

 ◆コンシェルジェ活用

 この2つの実践で、本当に安くなるのだろうか。以前から欲しかったパソコンと暖房器具を購入するため、「コンシェルジェサービスがすばらしい」と金子さん絶賛のヨドバシカメラ新宿西口店に向かった。

 「コンシェルジェ」とは家電などをまとめ買いする客専用の販売員。商品の説明や相談に応じるだけでなく、複数商品の配送や支払いを一括にでき、たまったポイントをその場で使い実質的な“割引”もしてくれる。

 早速、暖房器具が置いてあるフロアに向かう。「年が明けたから安いですね」と金子さん。暖房器具は年末までが高いといい、いきなりの「暦のズレ買い」を実感できた。

 フロアをまたぎ、家族に頼まれた家電も購入。一部を配送にするなど対応もきめ細やかで、気分はすっかり「VIP」だ。気になる会計だが、ポイント利用で総額は店頭価格より15%近く割引されていた。

 「厳しい価格競争をしている店員さんをねぎらいながら、ちょっと助けてもらうのが値切りです」と金子さん。「もうちょっとまけて」の一言が言えない人でも、買うタイミングを工夫するだけで、お得な買い物ができるようだ。

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